芦原科学大賞  且l国総合研究所
              電力利用研究部 副主席研究員  廣瀬 誠 (敬称略)

芦原科学功労賞 小型簡易地盤支持力試験機研究開発グループ
              山中 稔、長谷川 修一、中山 憲士、金正 卓也、向谷 光彦、岩原 廣彦 (敬称略)

芦原科学奨励賞 有限会社アイヴエモーション
              代表取締役  廣瀬 将人 (敬称略)

 昨年11月から12月にかけて募集を行った第18回芦原科学賞では、これまでの大賞、功労賞に加え、新たに県内の
産業技術の高度化及び産業の振興に寄与することが期待できる小規模な企業の研究グループなどの団体又は個人を
顕彰する奨励賞を新設しました。今回の応募案件について、芦原科学賞選考委員会(委員長:一井眞比古香川大学長)に諮り、
受賞案件を決定しました。
 その贈呈式が平成23年3月1日(火)にルポール讃岐において、浜田恵造知事の御臨席を頂き、執り行われました。贈呈式では、
まず芦原科学賞の顕彰があり、中山貢理事長から芦原科学大賞に決定した株式会社四国総合研究所の廣瀬 誠氏に賞状・楯と
賞金(200万円)が、芦原科学功労賞に決定した小型簡易地盤支持力試験機研究開発グループに賞状・楯と賞金(100万円)が、
芦原科学奨励賞に決定した有限会社アイヴエモーションの廣瀬将人氏に賞状・楯と賞金(50万円)が授与されました。



 写真1

  写真2  


 この事業は、高松市出身の芦原義重関西電力(株)名誉会長からの寄附金を基金として、県内の産業技術の
高度化及び産業の振興に寄与することを目的に、「研究者の顕彰」を内容とする「芦原研究支援事業」として平成5年度から
実施しているものです。     


芦原科学賞の受賞者と業績

賞の区分

芦原科学大賞

(賞状・楯の授与、賞金200万円の贈呈)

芦原科学功労賞

(賞状・楯の授与、賞金100万円の贈呈)

芦原科学奨励賞

(賞状・楯の授与、賞金50万円の贈呈)

受賞者

株式会社四国総合研究所
電力利用研究部 副主席研究員 廣瀬 誠 (敬称略)

小型簡易地盤支持力試験機研究開発グループ

有限会社アイヴエモーション
代表取締役 廣瀬将人 (敬称略)

推薦者

株式会社四国総合研究所 
代表取締役社長 新田 芳樹 (敬称略)

財団法人四国産業・技術振興センター 
理事長 池田 修 (敬称略)

有限会社アイヴエモーション 
代表取締役 廣瀬将人 (敬称略)

テーマ

コンクリート柱用鉄筋破断非破壊診断装置(商品名:CPチェッカーM)の開発

小型簡易地盤支持力試験機の研究開発(製品名:エレフット)

世界最軽量・高性能折畳み自転車(Folding Bike)の研究開発

業績及び研究評価

 外観では判らなかった電柱や信号機などコンクリート柱内部の鉄筋破断を、直流磁場の利用に着目し、非破壊で容易に診断できる装置を開発した。本装置は、全国のエネルギー、建築・土木、情報・通信、交通関連、各県警察などの分野に導入され、コンクリート柱の維持管理に活用されることにより、社会機能の維持や国民のライフラインの信頼度維持向上に貢献した。

 建物などの構築において、最も重要なものは地盤支持力である。地盤支持力の確認方法は「平板載荷試験法」があるが、大型機械の使用や長時間の測定など高額な費用と判定の専門性などの問題でほとんど実施されておらず、各種トラブルが発生している。そのため、現場において、簡易かつ迅速に、地盤支持力を確認できる方法の開発が求められていた。そこで、受賞グループは、これら問題点の解決と他分野の概念を導入することにより、小型簡易地盤支持力試験方法とその装置を開発した。

 強度を維持した独創的折畳み機構と高強度ベアリング圧入による剛性維持などによる安全性と走行性を保障する方法を開発した。また、溶接方法の改良・折畳み接合部に安全ピンを追加等で、耐久性試験等安全基準に合格し、世界最軽量・高性能折畳み自転車が完成した。
 今後、国内で、高性能な折畳み自転車の技術開発の競争が生まれるとともに、香川県及び国内自転車産業の活性化に繋がることが期待できる。

第18回芦原科学賞の受賞者決定